レーシック

レーシックとは

視力回復のための最新の方法として、注目されているのが、「レーシック」です。

レーシックというのは、角膜屈折矯正手術の一種です。目の表面の角膜にエキシマレーザーを照射し、角膜の曲率を変えることによって、視力の回復を目指す手術です。

ただし、この方法は、希望する全員が受けられるものではありません。角膜厚が足りない場合や、合併症があるなどで、で適応できない人がいます。また、近視が進行しつつある10代など、若いうちは手術が受けられません。18歳以降なら可能になります。

レーシックの利点は、眼鏡やコンタクトレンズが必要なくなることです。この手術の受ける人のなかで、スポーツ選手が多いのもこのためです。また就業にある程度の裸眼視力が必要な職業である、警察官や電車の運転手などを希望する人のなかでも、就職前にこの手術を受けている場合があります。

何よりもの利点は、手術のために入院をする必要性がないことでしょう。短時間で済むからです。また、生命保険が適用されることもあり、そうなれば手術費用がほぼ無料になるケースもあります。ただし、現在はこの手術を希望する人が多くなったことから、生命保険の多くは、給付対象から除外するようになりました。手術を希望する人は、ご自身が加入している保険でレーシック手術が給付の対象となっているかどうか、あらかじめ確認しておいたほうがいいでしょう。

また、医学的にもまだ完全にリスクがないわけではありません。利点だけでなく、危険性もよく理解したうえで施術を決断する必要があります。

2009年4月29日||トラックバック (0)

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レーシック、はじめの一歩

レーシックは大体の人は治療が可能ですが、一部制限があります。手術することで合併症になる可能性がある場合や、手術効果の可能性が低い場合は医師の判断で不適合となり手術は受けられません。不適合対象者は下記に記載しておきます。

①17歳以下の方は眼球がまだ成長過程にあり近視が進む可能性があるため、受けられません。
②角膜に異常が発見。または白内障・緑内障・網膜はく離など重度の病気を持っている場合。
③逆さまつげや重度の結膜炎などがある。
④妊娠中の方。ホルモンバランスが不安定なため。
⑤近視度数-14D、乱視度数-6.0Dより強い方。

これ以外にもアレルギーのある方や角膜が極端に薄い方も不適合とみなされるかもしれません。花粉症や軽いアレルギー程度なら問題はないかと思われます。

さて肝心のレーシック手術ですが、眼科医に行くとまず最初に医師による目の検査が行われます。

裸眼視力、矯正視力、眼圧、角膜内皮細胞、角膜形状、眼底網膜、角膜厚、涙液分泌量、瞳孔径・角膜径、血液などを念入りに検査し、手術を受けても本当に大丈夫か否かを医師の口から決断してもらいます。少々面倒臭いと感じるかもしれませんが、後のトラブル防止に繋がる大事な検査です。手術への信頼度が増すと同時に患者さんの不安感を打ち消しますので、この数時間~半日程度かの検査は端折らずにきちんと受けましょう。またレーシックは角膜メインの手術ですので、角膜の厚い場合かなりの治療効果が期待できます。一方角膜が薄くなってしまっている場合はあまり大きな効果は期待できないかも知れません。しかし重度の近視の方にとっては、それでも十分な裸眼視力の回復になるので、諦めないで一度眼科まで足を運びましょう。

さて、この第一関門を突破しレーシックを正式に受ける事になった方は、手術前日に遠足前の子供のようなドキドキ感を味わう事になるでしょう。当日何の問題もなく手術を終わらせる為にも、医師だけではなく患者本人が心がけておかなければならない事も沢山あります。

①体調管理

数十分で済み当日に帰れてしまう簡単な手術ですが、手術は手術。想像以上に体力は浪費する筈です。睡眠は十分とるようにし、規則正しい生活を送ってください。前日に深酒、徹夜などは無謀の極みです。アルコールは術後の回復を遅らせてしまう事もあります。あと薬類(飲み薬・点眼液)の服用も控えておきましょう。どうしても服用しなければならない場合は必ず担当医に報告するようにしてください。

②コンタクトレンズ

角膜の中央を切開してフラップ(蓋)を作る為、角膜を自然な状態にしておかなければいけません。ハードは1週間前。ソフトは3日前から使用をやめて、眼鏡に切り替えるなどしてください。

③衛生観念

術後の角膜は非常に敏感なので、特に感染症に注意が必要です。前日入浴、洗髪は必ずやっておきましょう。勿論当日はノーメイクで来院してください。いくら髪形が決まらないからと言って整髪料を使用したら元も子もありません。そして当日の服装はリラックスできる普段着と履き慣れた靴を身に着けましょう。タートルネックなど首元に衣類の繊維クズや埃がたまる物は、帰宅後脱衣の際に眼にごみとして入ってしまう恐れがあるので絶対禁止です。

2009年4月29日|

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レーシックへの道のり。

いざレーシックを受けよう!と意気込んでも、思い立ったその日に出来るような手術ではありません。いくら簡単且つお手軽とはいえ大事な角膜を切開するのですから、クリニック側による事前検査や手術に関する説明を受けるのが必須条件です。まずは絶対の信頼を置けるようなクリニックと医師を見つけましょう。インターネットで公表されている実績や経験者の声などを全て鵜呑みにして良いとは限りません。それなりの実績を積んでるかどうかを詳しく探ったほうがいいでしょう。その中でも特に妥協してはいけない項目が二つあります。

一つは先生が眼科専門医であるかどうか、もしくは眼科での勤務をどのくらいしていたかの追求です。ぶしつけな質問と思うかもしれませんが自分の目の未来を託す相手なので、慎重過ぎるくらいがちょうど良いのです。眼科でのキャリアが3年以上である責任者が常時在籍するクリニックを選ぶのが望ましいと言えます。二つ目は、具体的な失敗例についてです。これに関しては後に説明しますが理解を深める為にも医師の口から直接聞いた方がいいでしょう。手術の利点ばかりではなく、起こりうる問題点や失敗例を明らかにするのが本物の医師です。少しでも疑問に思った事があれば曖昧にせず、どう言った危険性があるのか、どう変化するのかなど自分の中できちんと知識をつけてから挑んでください。ちなみに眼科にかかってきたレーシック絡みの電話の中で一番多い内容は、やはり費用に関する質問のようです。近視手術は健康保険が適応されない自由診療なので治療費は場所によってまちまちで、また費用も高額であることから患者にとってみれば最も気になる事だとは思います。けれどこの手術を受けるにあたって一番注意しなければいけないのは『価格が安くても妥協してはいけない』という点です。料金の確認は勿論しなくてはならない事ですが、財布の中身より重要な項目はまだまだ沢山ありますので、心の視野は大きく使いましょう。

2008年12月14日|

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レーザーの真実。

レーシックではエキシマレーザーという最先端の治療装置を駆使して行います。これは1998年に厚生省(現厚生労働省)により認可が降りた手術器具です。熱変性(やけど)をほとんど起こさず、非常に正確に生体組織の切開ができるという特殊な高エネルギーレーザー(別名コールドレーザー)で、フッ素とアルゴンという2種類のガスから作られています。従来の手術に使用するメスなどとは違い、非常に細く、狙った『点』にむけて正確に照射できるという長所があるので、外科手術にとどまらず眼科や歯医者でも使用されるようになったのですが、その技術には当たり前のことですが高い精度と、またそれ相応の(機器、医師への)信頼が求められます。

手術にはエキシマだけではなく、アイトラッカーという機械も使用します。これはコンピューター制御によって角膜の位置を正確に判断してくれる助手のような存在で、エキシマ&アイトラッカーの抜群のコンビネーションこそがレーシック成功への鍵とも言えます。近年では角膜の形を厳密に測定し、患者一人一人の状態に合った施術を可能にする装置も登場したようで、その成功率・安全性はきわめて高いと評価されています。

でもレーザー光線って体に悪いんじゃないの・・・?と不安がる方も結構いらっしゃるとは思いますが、レーザーは放射線とはまったく違う性質を持った光線なので、発がん性などの副作用を気にされる心配は全くありません。数あるレーザー機器の中でも"秀逸"の二文字で表すにふさわしいこのエキシマさえあれば、日本人の平均視力はもっと上がるんじゃないでしょうか?

ちなみにエキシマレーザーを含む手術専用機器一式を最新式で揃えるとなると、その費用は1億から2億はかかるといわれています。そしてこれらは当然のごとく頻繁にメンテナンスをしなければいけない訳だし、また消耗品補充などのコストも発生するのですから、保持する病院側の手間も相当なものです。手術費用がやや高額なのも、そこらへんの事情が関係してきていると思われます。

2008年12月14日|

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レーシックは救世主?~厚底メガネはもういらない~

世の中がどんどん便利になり、アナログ世代からデジタル世代へと目覚しい進化を遂げ続けている昨今の日本。PCモニターと24時間睨めっ子・・・なんて毎日を当たり前に過ごしている仕事人達にとって、視力の低下は悲しいかな避けて通れぬ道・・・。必然とも言えるこの視力低下を打開する策は、何かないのだろうjか・・・?

そんな近視・遠視など重度の視力障害に悩まされている方々を中心に、今最も注目を浴びている最新鋭の視力回復方法が、このレーシックです。これは"Laser in situ Keratomileusis"の略で、ギリシャ語でMileusisは修正、Keratosは角膜という意味があります。また「レーザー屈折矯正手術」と呼ぶ場合もあるようです。

コンタクトレンズや眼鏡とはまったく違い、裸眼視力そのものを回復させる直接的且つ画期的なこの方法は、1990年代半ばからアメリカで行われ、今では毎年100万人以上の人がレーシックを受けています。歯医者で歯を治療するのと同じくらい気軽な感覚でレーシックを受けている、まさに「レーシック先進国」と呼ぶに相応しい国ですが、日本でも2000年頃から行われ始めました。厚生労働省によるレーザー装置の認可がアメリカより遅かったせいもありアメリカほどもメジャーにはなっていませんが、それでも年間数万人がこの手術を受けています。

では具体的にレーシックとはどのような治療法なのか?眼球に直接手を加えるとなると、やはり疑問と不安が付き纏いいまいち治療に踏み込めない方も大勢居るかと思われます。そこでまずは日本人の大半が患っていると言われる近視&遠視の仕組みについて理解し、この手術に対する知識を十分につけた上で自分の視力の未来をどうしていくかを決めましょう。

近視〈遠くが見えにくいこと。焦点が網膜の手前にある状態〉と遠視〈近くが見えにくいこと。焦点が網膜の後ろにある状態〉は、目に入ってくる光の屈折が適切でない為に起こる現象の事を指します。適切でない屈折は映像に焦点が合せる事が出来ず、結果見ている対象物がぼやけたり目を細めなければ正確な像を結ばないと言った状況に陥ります。要は"ピントが合わないカメラ"です。従来通りコンタクトレンズを使って光の屈折率を変えてピントを合わせることは可能ですが、これらのアイテムは手入れを怠ると痛い目を見がちであり、眼鏡においてもスポーツをする方は利便性に欠けます。対してレーシックは眼の角膜をカッティングし、その部分をめくりレーザーを照射して角膜の屈折力を変えてピントを合わせます。これにより近眼・遠視・乱視を矯正でき、視力の回復が早く見込めるのです。

裸眼で日々を過ごしたい!と言う切実な願いは、目の悪い人間にとっては誰しも共通。眼鏡・コンタクトでは実現し得なかった"裸眼で見える爽快感"を味わわせてくれる、魔法のような視力治癒法・・・それこそが、レーシックなのです。

2008年12月14日|

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近視の治療法

現在、眼科領域の治療は目ざましく進歩しています。コンタクトレンズ、手術、レーザー治療、人口水晶体、角膜移植、薬物治療など、選択肢が広がりつつあります。視力はどれほど回復するのでしょうか、また目の病気はどこまで治せるのでしょうか。しかし、まだ歴史が浅い分、安全な術法が確立していないものもあります。

安全で、確実に治療、改善するためには、どのようなことに留意する必要があるのでしょうか?

たとえば、最近、視力回復の有効な方法として、レーシック手術が注目されています。しかしレーシックの安全性、有効性をうたう眼科医院でさえ、手術に関する承諾書で以下のような注意点をあげています:

「術前に近視が強い人の場合特に、暗いところや夜間に見え方が良くないことがある・また夜間に、明るい光の周辺に輪状のもやがつく(ハロー)、夜間の照明が眩しい(グレア)、放射状に光が見える(スターバスト)ことが、ある。」

さらに、「感染等によって重度の視力低下をまねく恐れがある」とさえ述べています。
そして「レーザー手術が人間の目の治療に応用されるようになって、約20年経つもの、すべての合併症を把握することは不可能であり、承諾書に書かれた問題や合併症以外のことが起こりうることをご了承ください」と述べています。

めがねやコンタクトレンズなしの生活がどれほど快適であるかは、日ごろ、特に運動時などに不自由を感じていらっしゃる方なら痛感していらっしゃることでしょう。しかし、まだこのような「不確実な段階」であることを考え、その利点とリスクを考えて、納得のいく視力回復方法を選択することが大切です。

2008年8月24日||トラックバック (0)

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視力矯正手術

視力を回復させたいというのは、日ごろコンタクトレンズやめがねで煩わしさをいやというほど感じている人にとって、強い願望でしょう。現在では、めがねやコンタクトレンズ以外の視力矯正手術が行われるケースが急激に増えてきています。

視力矯正手術には次のような種類があります:

・レーシック
・イントラレーシック
・エピレーシック
・ラセック
・ウェーブフロント
・フェイキックIOL
・PRK
・フレックスPRK
・放射状角膜切開術(PK)


2008年8月24日||トラックバック (0)

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眼科治療の現在

視力というのは、目で物体を識別する能力のことをいいます。視力が低下する理由には、色々考えられますが、屈折異常、調節異常で視力が低下した場合は、屈折矯正を行うことで視力を回復させることは可能です。ただし、なんらかの病気で視力が低下した場合には、その要因を取り除かない限り、視力回復は難しいのが現実です。

目の治療は目覚しく進歩しています。手術やレーザー治療、人口水晶体、角膜移植、コンタクトレンズ、薬物治療などです。

なかでも現在、注目されているのが、レーシックです。

2008年8月24日||トラックバック (0)

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イントラレーシック

最近、めがねやコンタクトレンズを使用せずに視力の回復、矯正をする方法として、視力矯正手術を受ける人が増えています。

最も一般的なものは「レーシック」(正式には「レーザー角膜屈折矯正手術」)ですが、その一形態として「イントラレーシック」という、視力矯正手術があります。

イントラレーシックと、一般的なレーシックにはどのような違いがあるのでしょうか。

2008年8月24日||トラックバック (0)

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レーシックの社会的利点と欠点

視力回復を願い、めがねやコンタクトレンズ以外の方法として手術を希望する人が急増しています。めがねを使用しなくてもいい、などの利点がある一方で、歴史が浅い手術であることから、術法が確立しておらず、安全性に問題があるなど、医学的な課題があるのが現状です。医学的欠点以外にも、社会的な欠点があります。

レーシック手術・・・正式には、「レーザー角膜屈折矯正手術」・・・には、次のような利点と欠点があります:

2008年8月24日||トラックバック (0)

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